【機動戦士ガンダム 名台詞集】ランバ・ラル「ランバ・ラル、戦いの中で戦いを忘れた」

「ランバ・ラル、戦いの中で戦いを忘れた……」(byランバ・ラル)

それは残酷な神の悪戯に…

無題

1979年に放送が開始されたTVアニメ『機動戦士ガンダム』。

本作では、何気ないけれど心に残るセリフが数多くあります。

登場キャラクターの老若男女問わずに発せられた言葉の数々。

ここでは、その中から第20話「死闘!ホワイトベース」内のランバ・ラルのセリフ

「ランバ・ラル、戦いの中で戦いを忘れた……」

について語ってみましょう。

 

混沌とする状況の中で

度重なる戦闘により戦力を減らすジオン軍ランバ・ラル隊。

補給の受けられない状況に隊長ランバ・ラルは、攻撃方法をモビルスーツ戦から本来得意な

ゲリラ戦(白兵戦)に切り換えて、目標である地球連邦軍戦艦ホワイトベース(=木馬)へと近づいて行く。

その頃、アムロがホワイトベースを一時脱走した事を受けて、同じく不満を抱えていた

少年たちが脱走する事態が発生していた。

ランバ・ラル隊が白兵戦を仕掛けて来たのは、ホワイトベースの人員が手薄になった正にその時!

ホワイトベースの外装一部を爆破し、同時に内部に侵入するランバ・ラル隊。

巨像に挑みかかる蟻の如く、生身で攻撃してくる敵に必死に応戦するアムロ達。

乱戦の中辿り着いた目的地・第2ブリッジ。

そこでランバ・ラルは思いがけない再会を果たす事となる。

 

「ランバ・ラル、戦いの中で戦いを忘れた……」

ランバ・ラルの中では本来ならジオン関係のはずなのに、

目の前に立つのは地球連邦軍の軍服を身に着けている少女セイラ・マス。

想像だにしなかった人物の出現。

 

あり得ない状況に、歴戦の勇士であるランバ・ラルにも動揺が走る。

その動揺が生んだ隙を突かれて撃たれ、負傷したランバ・ラルであったが第2ブリッジを占領し、

後方で待機する妻ハモンに連絡をした時に発したのがこのセリフである。

 

「ハモン、すまぬ……。木馬をギャロップで撃破してくれ。

ランバ・ラル、戦いの中で戦いを忘れた……。ア、アルテイシア様が……」

 

戦場において命取りとなるモノの一つに“虚を突かれる”と言うのがあります。

ホワイトベースの大部分を構成するのが、ラルから見れば少年兵に当たる者達。

戦闘も白兵戦と言う自分の得意な戦法で行う事で、ほんの僅か心の何処かに

〈勝利への確信〉が生まれたとしても、おかしくはないと思います。

 

しかし、その確信は、正に虚を突かれた形で消えてしまう事となります。

突発的な複数の事象に即座に対応出来なかった男。

逆に言えば、それだけ目的に向って一直線に進んできた愚直な男とも言えます。

だからこそ生き延びてきた男が、戦闘中に戦い以外の事を初めて思った時が死ぬ時なんて、

どれだけ戦場一途な〈いくさ馬鹿〉なのでしょうか。

 

そんな彼が、この言葉を発した時の心中は如何ばかりな物だったのでしょう。

無念、悔恨…いや、それだけでは無いと私は思います。

短い言葉の中、一瞬悟ったかの様な、そんな風にも聞こえてくるのです。

 

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まとめ

「ランバ・ラル、戦いの中で戦いを忘れた……」について書いてみました。

彼の最後への引き金となったのが、戦場に於けるサプライズ―突発的―な要素と言うのが皮肉に感じます。

(セイラの素性、シャア及びラルとの関係など視聴者の興味を引く仕掛けは作品内に散見されていますが、

ここでは割愛します。後にこの作品で描かれてます⇒機動戦士ガンダム THE ORIGIN I [DVD]

 

自身を常在戦場として、戦場を駆けぬけた青き巨星。

だからこそ。

私は彼に憧れるのです。

こんなに事に愚直に取り掛かった時を、未だ持った記憶が無い者として…。

 

 

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