【機動戦士Zガンダム 名台詞集】カミーユ「彗星はもっとバーって動くもんな」

受け入れた魂の行く末は―

IMG_8234

1985年に放送された『機動戦士Zガンダム』は、1980年1月に放送を終了した

『機動戦士ガンダム』の直接の続編として制作された番組。

『ガンダム』から『Z』までの5年間にアニメ界の状況も変化して行き、

特にTVアニメを見て育った若手の参加が著しく目立った頃でもあります。

 

『Zガンダム』は、そんな様々な世代のスタッフが混在する中で作られました。

そして出来上がった物は『ガンダム』で見られた熱い描写を古臭いとして排除した物でした。

直接の続編でありながら、「陽」と「陰」とも呼べる両極端な作風の違い。

 

冷徹な世界観、歪な人間関係、なまじキャラクター描写に注力する為に増す生々しさ。

ここでは、その生々しさから発せられるキャラクターの言葉を取り上げて

『機動戦士Zガンダム』の一端について語ってみましょう。

 

『機動戦士Zガンダム』ストーリー

宇宙移民(スペースノイド)の独立を求めて、

スペースコロニー・サイド3がジオン公国を名乗り地球連邦に仕掛けた戦争が終結してから、

七年が経過した宇宙世紀0087。

勝利した地球連邦政府は地球及び地球圏、そしてスペースノイド達へのより強固な支配を狙い、

私兵集団ティターンズを結成。

 

権力を盾に傍若無人に振る舞うティターンズに対抗する為に結成された反連邦組織エゥーゴは、

その暴挙を止める為に行動していた。

その二つの勢力に新たに参戦するジオン軍残党のアクシズ軍。

この三つどもえの様相が、宇宙に新たな刻の涙を流させる事となる・・・。

 

カミーユ・ビダン

IMG_8236

身勝手な両親、その親に女性名を付けられた事等から鬱屈しコンプレックスを抱える

当番組の主人公。

可変モビルスーツ・Z(ゼータ)ガンダムのパイロットでもある。

人との出会いを糧として成長して来た『ガンダム』のキャラクター達とは異なり、

人との関わり全般を歪な物として捉える激情型でもある。

人の革新形であるニュータイプだが、

その能力を司る精神バランスは常時不安定に見える物で危なっかしい。

 

「大きな星が点いたり消えたりしている。アハハ、大きい・・・彗星かな?

いや、違う、違うな。彗星はもっとバーって動くもんな」

 

ティターンズを手中に収めたシロッコの操るモビルスーツ・ジ・O(ジ・オ)の前に立つZガンダム。

他人事の様に戦争を弄ぶシロッコに対し憤怒するカミーユの精神から放たれたモノ。

それは今まで出会い無念の死を遂げた者達の思いの集積であった。

自分が見下してた者達の、

見えないけれど確かに感じる力に圧倒されたシロッコは無残に宇宙に散っていく。

しかし人々の死、

その思いをセンシティブに捉え過ぎていたカミーユの精神キャパシティは限界を超えていた・・・。

 

 

スポンサーリンク
 

時代の中の漂流者

それまで見せた事の無い無邪気な笑顔と言動。

憎むべき敵を倒す為に、受け取った他人の思いを解放したカミーユも又、

自分を解放する事になります。

 

それはシロッコが関わる関わらないに関係なく、遅かれ早かれ訪れた事でしょう。

戦争が無ければ、両親からの健やかな愛情があれば、

宇宙(の状況)に対しても第1話で示した様な嫌悪感を持つ事も無く、

この様な興味を持っていたのかも知れません。

 

これで分かるのはカミーユ・ビダンと言うキャラクターは、

最初から最後まで〈未熟な子供〉として描写されていたのだなと言う事。

訳知り顔の大人に対しての直情的な反応、相手と対等になろうとする背伸び等、

その心と体に無理をして来た行為すべてが、彼を年齢に比して子供っぽいと言わしめる所以です。

とは言え、全てを壊されたカミーユのこの姿が彼本来の姿と言うのは、

あまりにも悲しい物ではありませんか。

 

巻き込まれ壊された少年―彼も、被害者なのです。

決して勝利者では無いのです・・・。

 

まとめ

カミーユ・ビダンの発言について語ってみました。

『Zガンダム』を語る上で避けて通れない(?)セリフです。

TV版のカミーユのラストは、当時見ていて茫然としたモノでした。

 

この後、続編『機動戦士ガンダムZZ』に於いて、

彼からの宇宙への思いを託されたジュドー・アーシタの活躍により、

カミーユの精神は奇跡的に回復します。

 

しかし、小説版『Zガンダム』のラストシーンの描写に絶句した人も多いのではないでしょうか

(詳細は控えますが、ヒント「開」とだけ記しておきますね)。

ガンダムシリーズの中でも、最もエキセントリックなキャラに見えるカミーユ。

しかし、何かこう嫌いになれないんですねぇ・・・。

苦手だなとは思うけど、見ていて危なっかしいと言うか。

他のガンダムシリーズのキャラの様に、

しっかりと立っている様に見えない所が彼の彼たる所以でしょう。

 

ウェーブライダー360℃動画

 

関連記事

 

スポンサーリンク

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ