【機動戦士ガンダム 名台詞集】シャア「認めたくないものだな。自分自身の、若さ故の過ちというものを」

「認めたくないものだな。自分自身の、若さ故の過ちというものを・・・」(byシャア・アズナブル)

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1979年に放送が開始されたTVアニメ『機動戦士ガンダム』。本作では、何気ないけれど心に残るセリフが数多くあります。

登場キャラクターの老若男女問わずに発せられた言葉の数々。

ここでは、その中から第1話「ガンダム大地に立つ」でのシャア・アズナブルのセリフ

「認めたくないものだな。自分自身の、若さ故の過ちというものを・・・」

について語ってみましょう。

 

再始動の戦場で・・・

地球の衛星軌道上及び、その周辺に建造された円筒形の人工大陸スペースコロニー。

その一つサイド3がジオン公国を名乗り、地球連邦に独立戦争を仕掛けて数か月が経過していた。

戦況が膠着する中、サイド7内で連邦軍の機密であるV作戦を偵察していたジオン軍モビルスーツ隊は、

V作戦の要の一つモビルスーツ・ガンダムと予期せぬ戦闘を行ってしまう。

サイド7を視認できる宙域に浮かぶジオン軍戦艦ムサイの艦橋で、

その報告を聞いた偵察行動の司令シャア・アズナブル少佐は、

状況が自分の想定していたのとは違う方向へ進行して行くのを察し、ふと呟いた。

「認めたくないものだな。自分自身の、若さ故の過ちというものを・・・」

眼前のサイド7を見据える彼の胸に去来するのは何であったろうか…。

 

「認めたくないものだな。自分自身の、若さ故の過ちというものを・・・」

シャア・アズナブルと言う人物像を表わす代表的なこのセリフは、

当初書かれた脚本には入っておらず、絵コンテの段階で追加されたものです。

赤色の軍服に目もとを隠す仮面、外連味溢れるヘルメット。

それだけでも十分派手なのに、敢えて富野喜幸(現・由悠季)監督(=第1話絵コンテ担当・斧谷稔)は、

この青臭いセリフをシャアに言わせています。

 

明らかに若い年齢ながら少佐と言う位にあると言う事を、年上のドレン中尉が敬語を使うとか、

部下がシャアの戦果を語る等の描写によって、彼の只物では無い事が示されています。

(第2話では、その名前と実力を地球連邦軍も把握している事が語られ、より大きな存在として紹介されます)

そんな彼が、それまで味わった事の無いであろう〈失敗〉と言う感覚。

ガンダムが起動する、戦闘が行われる―この予想も出来た筈なのに、明らかに作戦の見立てが甘いのですね。

だからこそ、彼はつぶやいたのでしょう。自分の甘さを反省する為に。

そして、自分を鼓舞する為に…。

 

・・・と書けば、カッコイイのですがねぇ…

確かに第1話時点では、「何か含みがあるのではないか、このセリフに」と思わせたりもするのですが

話が進むにつれて、このセリフが単なる文面通りの負け惜しみのセリフ=シャア・アズナブルの

本性を表わすモノである事が判って来ます。

即ち〈自分の失敗を断じて認めようとしない、やや自己陶酔気味の只のワガママ男〉であると言う事。

話し方が落ち着いているので、そう感じにくいんですがね。

 

本放送当時の言い方で言えば〈美形キャラ〉の範疇に入る彼に、部下への指示セリフ以外に

語らせたセリフとして書いたのが、このセリフと言うのは何とも人間くさいものだと思います。

推測ですが、富野監督が自分でシャアを動かす指標としてこのセリフを書いた時には、

もう彼の運命をラストまでおぼろげながら想定していたのではないでしょうか。

シャアがあのような一見クールな性格に描かれたのは、以前、共に仕事をしていた

長浜忠夫監督作品の美形キャラとの対比もあったかも知れません

(長浜忠夫監督のロボットアニメに登場する美形キャラも、熱く人間くさい描写をされています)。

 

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まとめ

シャア・アズナブルのセリフ

「認めたくないものだな。自分自身の、若さ故の過ちというものを・・・」

について書いてみました。

 

作品を作る者は、登場するキャラクター等に己を投影する事が往々にしてあるものです。

私は「思い切りがいい様で、実は後(未練)を引きずる」シャアは、

富野監督自身を表わしているのではないかと感じています。

多分、アニメ誌などのインタビューを読んで受けた印象が、

そう思わせているのだと思います。

 

※余談

ちなみに、『∀ガンダム』では、コレン・ナンダーがこれに該当するキャラクターと認識しています。

「俺は、ガンダムが大っ嫌いなんだー!」いやぁ、忘れられないセリフですねぇ…。

 

 

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